2007年バレエ鑑賞記

くるみ割り人形

2007年12月13日(土)15:00開演/ゆぽうとホール~牧阿佐美バレエ団~
   金平糖の精 笠井裕子
   雪の女王  橋本尚美
   王子     森田健太朗
   クララ    辻香織
      
音楽/P.I.チャイコフスキー
       改訂振付/三谷恭三(プティパ・イワノフ版による)

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。←一体、誰に向かって挨拶してるんでしょう?
とりあえず、何かの縁でこのページを訪ねてくれた人にご挨拶です。

年末は何かと忙しく、PCに向かう時間もなく、とうとう年末に観たくるみの感想が今頃になってしまいました。
今さらながら・・・・

今年は牧のくるみは観る予定ではなかったんですよね。
理由は金欠病。
なのにどうして急に見る事にしたのは、花ワルのソリストを小嶋直也さんが踊るという情報が入ったから。
小嶋さんが出るならと、出演日に合わせてこの日を選び、金欠病なのにS席のチケットを購入した。 でも・・・・
結論から言うと、小嶋さんは降板されていました。

クララのお父さんに逸見さんっていうのは何とも面白い配役。
もちろん、別日には王子で登場だからこの日は余興ですよね。
クララちゃんは上手でしたよ。 ちょっと大人っぽく見えるけど、しっかりした綺麗な踊りで、いっぱい稽古、したんだろうね。
フリッツ君も随分大きくなりましたね。
本当は日曜日のフリッツ君のファンなんだけど、土曜日のフリッツ君も上手でしたよ。
上手な男の子がどんどん出てくるので、日本のバレエ界の将来も明るいね。
1幕の注目はコロンビーヌの織山万梨子ちゃん。 すっかり大人になって登場。
踊りも格段に上手になっていて見違えてしまいました。
舞台栄えするって言うか・・・。 華があって、未来のプリマ候補間違いなしってとこかな。
ハレーキンの瀬瀧君もいいですね~。
柔らかなジャンプがなんとも! だんだん踊りにも余裕が出てきたしね。
後は貫禄がついてくれば申し分なし!
雪の女王も綺麗な踊りだったが、どうも私のイメージの雪の女王とはちょっと違ったかなぁ。

2幕のオープニングで小嶋さんが降板していた事実に気づき、そっちに気をとられ、舞台に集中できなかったのが正直な感想です。
この振付も見慣れて、今回は今までのような違和感は感じなくなっていた。
2幕のオープニングで小嶋さんの代わりに京當さんが踊っていたが、小嶋さん欠場のショックで、それが京當さんだと気がつくまで随分時間がかかった。
今回は全体に若手ダンサーでまとめられていた。
なので踊りの印象も若々しかった。 その分、牧独特の揃ったハーモニー感に乏しかったかなぁと思ったけど、まあ、バレエブランじゃないしね。
チャイナの上原さんもなかなか良く跳び、チャイナのイメージによく合っていた。
トレパックの男性3人も若いだけあって、動きもキレがあってよく動けていた。
棒キャンディーの伊藤由紀子ちゃんはさすがのオーラで、目が釘付け。 さらに痩せた?感じがちょっと気になるかな。
一緒に舞姫の一人、青山季可ちゃんも踊っていたが、オーラ面では由紀子ちゃんに軍配が、ってとこかな。
改めて、ここの花ワルの演出は男性の踊りを盛り込んであって、そういう意味では見ごたえがあるのだが、京當さんと小嶋さんじゃダンサーのタイプが違う。 う~ん、やっぱり小嶋さんで観たかった!
後日、聞いた話では、小嶋さんは持病の膝痛と肺炎直前の風邪のダブルパンチで最終ゲネで降板が決まったらしい。
小嶋ショックを引きずったまま金平糖の精の踊りを観る事になったせいか、結果的にはつまらなかった。
笠井さんはスタイルのいいダンサーだが、イメージ的に姫キャラではないのかもしれない。 どこといって悪いところはないのだが、ただたんに綺麗なだけだけで踊りに抑揚がなかったのがつまらなかった原因かな?
王子の森田さんも安定感は抜群だが、安定感ばかりが目立ってしまって、素敵な王子様のイメージはちょっと伝わりにくかった。

なんとも、気分の盛り下がったくるみになってしまって残念。

DVD 熊川哲也 くるみ割り人形

販売元:TBS
発売日:2006/04/26
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シルヴィ・ギエム・オン・ステージ 2007

<シルヴィ・ギエム・オン・ステージ 2007>
東京バレエ団全国縦断公演
シルヴィ・ギエム、進化する伝説

<Bプロ> 2007年12月11日(火)
           
東京文化会館 18:30開演

カルメン   振付:アルベルト・アロンソ
          音楽:ジョルジュ・ビゼー/ロディオン・シチェドリン
             カルメン:上野水香
             ホセ  :木村和夫
             エスカミリオ:後藤晴雄
             ツニガ :平野玲
             運命(牛):高木綾
             女性ソリスト:長谷川智佳子・西村真由美

椿姫 第3幕よりパ・ド・ドゥ   振付:ジョン・ノイマイヤー
                    音楽:フレデリック・ショパン
                       シルヴィ・ギエム   ニコラ・ルリッシュ
                    ピアノ:高岸浩子

シンフォニー・イン・D   振付:イリ・キリアン
                  音楽:ヨーゼフ・ハイドン
                     井脇幸江ー小出領子ー高村順子ー奈良春夏ー森志織ー
                     田中結子ー前川美智子ー吉川留衣
                     大嶋正樹ー中島周ー松下裕次ー鈴木淳矢ー氷室友ー
                     長瀬直義ー横内国弘ー梅澤紘貴

WO   振付:ラッセル・マリファント
     音楽:アンディ・カウトン
        シルヴィ・ギエム

USH   振付:ラッセル・マリファント
        音楽:アンディ・カウトン
           
シルヴィィ・ギエム     ラッセル・マリファント

水香ちゃんの舞台は久しぶりだ。
彼女は大変に綺麗なダンサーだと思うが、私のツボにはどうもはまらない。
アロンソ振付のカルメンを観るのは初めてだが、カルメンは大変印象的な登場から始まった。
振付もクラシックぽくなくおもしろい。 こんな振付なら水香ちゃんの個性が引き出せていいかも!と大いに前向きに見始めた。
振付も斬新でストーリーも伝わりやすくてよかったが、だんだん飽きてきてしまった。
彼女の舞台はいつもそうだ。 とっても上手で綺麗なダンサーだが、イマイチ感情が伝わってこない。
カルメンみたいに感情溢れる役なのにやけに淡々と踊ってるようにみえるんだよね。
前から12列目だったからダンサーの表情はとってもよく見えたので本人の踊りと伝わってくる感情表現のギャップがだんだん退屈にさせてんだと思うんだ。
ホセの木村さんもエスカミリオの後藤さん(怪我、治ったんですね。良かったですね~)もツニガの平野さんもなかなかいい踊りでしたが、イメージ的にはやっぱクラシックの方がぴったりくるね。
運命の高木さんはとっても印象的な踊りを見せてくれました。 役柄だからしょうがないけど、綺麗なお顔が見せず残念!

チケットを取る時に発表されたプログラムを確認して決めたんだけど、やっぱ、ルリッシュとの椿姫ははずせないよね。
ギエムは比類なき才能を持ったダンサーだと思っているが、どうも彼女も私のツボに納まらないダンサーである。 これって人間離れした容姿への嫉妬かね?
それとは別にやはり彼らは登場した時からオーラが違う。
どうしも目が離せない。
彼らの椿姫は何度か観た事があったが、今まで観た中で1番いい出来だったと思う。
ちょっと気になったのはセットのソファー。 ルリッシュが座るには高さが低すぎるっていうか、沈みすぎるっていうか・・・・ものすごっく胴長に見えてしまったんだよね。

やっぱ私はノイマイヤーやキリアンが好きみたいだ。
前々からこのシンフォニー・イン・Dは見たかった作品だ。
やっと観る機会を得た。
こういう男性ダンサーがたくさん必要な作品を踊れるのが東京バレエ団の強みだよね。
ちょっとコミカルな振付、ちょっと変わった振付だけど、すっごくサーカスっぽくて踊る方は難しいんだろうね。
のりのりで観ていた舞台上で異変が!
丁度、男性ダンサーが3人、下手後方にグランジャンプをしていた時、ダンサーの顔を確認しようとオペラグラスで覗こうとしていた時、ピシっていう小さな音が聞こえた気がした。 誰か怪我した?と思った。
ダンサーの一人が脚を抱えてケンケン状態。 一瞬、振付?と思ったが、それにしてはおかしい。
今のって大嶋君?
でも私の周りの人は意外に冷静で、騒ぐでもなく、ざわめくでもなく・・・・・。
怪我と思ったのは思い違い?
その後、しばし、音だけが流れる不自然な時間があったので怪我をした事は間違いないんだと思うけど。
やっぱり怪我をしたみたいだ。 男性が一人足りない。
でも、途中から数があったというか・・・・ひょっとしてカルメンで踊ってた平野君が途中から参加?
でも自信がない。 最後の挨拶でちゃんと男性が8人いたから誰かが代わりに入ったんだよね。
こんなアクシデントがあったが作品そのものは面白く、このプログラムを選んだのはやっぱり正解だったね。
後日、やっぱり怪我したのは大嶋君であった事を東京バレエ団のHPで確認。 左脛骨の骨折だった。
これじゃあ、しばらく踊る姿を見ることは出来ないね。 舞台数が多いから疲労が溜まってたんだろうね。
お早くの回復を心からお祈りいたします。
http://www.nbs.or.jp/blog/TokyoBallet/
小出さんは存在感にだんだん磨きがかかってきましたね。
こんなに大勢の出演者がいても思わず、目を引いてしまいました。

TWOは世界バレエフェスの時に一度観た事がある。
座席のせいか(バレエフェスの時は4回の端っこの席だったんだよね。)、今回は、この作品の奥深い広がりを十分堪能する事が出来た。
改めてギエムは比類なき才能を持ち合わせたダンサーだということを確認できた。
確認は出来たが、やっぱりツボには入ってこない。
それにこの作品は私の体調にはよろしくない。 多分、照明のせいだと思うが、非常に不安定な気分になり、癲癇の発作を起こしそうになる。

ダンサーというのはある程度の極みに達すると速さではなく、究極の遅さを求めるものだろうか?
ギエムのPUSHもそんな作品だった。 超ゆっくり動くというのは重力との戦いなのかもしれない。
ましてや、一人ではなく二人で踊るとなおさらその動きが人間の能力を超越した動きになっていくみたいに感じる。
感性の乏しい私にはどうもこの手の踊りは理解に苦しむ。
ただ、いえる事は理解を出来ないまま観ていても目を離す事の出来ない何かがギエムにはあるということだ。

パリ・オペラ座バレエ団「カルメン/若者と死」 パリ・オペラ座バレエ団「カルメン/若者と死」
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真夏の夜の夢

真夏の夜の夢

        振付:フリデリック・アシュトン
          音楽:フェリックス・B.メンデルスゾーン

   タイターニア:アリーナ・コジュカル
    オベロン  :スティーヴン・マックレー
    パック   :古川和則
    ボトム   :高橋竜太
    ハーミア  :西村真由美
    ライサンダー:平野玲
    ヘレナ   :井脇幸江
    デメトリアス:高橋直樹
    村人    :野辺誠治/松下裕次/横内国弘/氷室友/長瀬直義
    エンドウの花の精:高村順子
    蜘蛛の精 :長谷川智佳子
    カラシナの精:乾友子
    蛾の精  :佐伯知香

いや~、文句なしに楽しかった。面白かった!

公演直前になってNBSからコポー降板のお知らせのハガキが届いたが今回はそれほど落胆しなかった。
コポーは大変申し訳ないが、私の中ではツボに入るダンサーでないので降板は全く痛手ではない。当初から目的はコジュカルにあったのでコジュカルが来るなら問題ない。
ハガキに案内のあった代役のマックレーに関しては全然知識がない。

コジュカルも観たかったが、やっぱりパック役のキャスティングを確認してチケットを取りたかったが、会員席では東京バレエ団のキャスティングの発表前の申し込みだったことが、今回唯一の残念課題。まぁ結論から言えば、スケジュール的に24日しか時間が取れなかったのだが・・・・

音楽は時々、レッスンCDで聞いていたが、どの場面で使われる曲なのか、全く想像がついてない。それを確認するのも今回の楽しみの一つ。

セットも森の奥って感じがしていい感じだ。登場の妖精たちの動きも想像したイメージどおりのすばやい動きで出だしからいい感じだ。最初舞台奥に登場したオベロンが中央に移動。う~ん、綺麗な子だぁ!まだ若いので隆々とした筋肉がついているわけではないので、ラインもすっきりしてシルエットが美しい。オベロンのおどろおどろしいメイクが美しく見える。意外に小柄なんだね。

登場の美しさもさることながら、マイムが何とも優雅でいい。細いラインの中に王の風格も漂っている。これは素晴らしい!
久方ぶりに観る生コジュカルも可愛らしい少女っぽさから女性らしさを漂わせるダンサーに変貌していた。後はパック。古川君のパックも大変動きがいい。オベロンが細身なのでパックのほうがごっつく見える。これはダンサーに責任がないことだが、私の勝手なイメージではパックは小柄。古川君じゃ、ちょっとおっきい。大嶋君ぐらいの大きさだと今回のオベロンだと丁度いいのかな。

ライサンダーの平野君もデメトリアスの高岸君もかっこいい。お芝居上手なので動きにメリハリがあって思い切り笑わせていただきました。ヘレナの井脇さんは変わらず頭のいい踊りを披露。彼女の踊りを観るといつも思うのだが、頭の中で十分に役作りがされ、創りこまれた演技力を感じる。ライサンダーとデメトリアスの間で翻弄されるコミカルな踊りをみせる井脇さんも新鮮でいい。

それにしても舞台の上は忙しい。登場人物が妖精なだけに妖精さらしい動きを求めるとこんなに走って、回って、跳んで!という踊りになってしまうのだろうけど、観る視点がくるくる移動してこっちも忙しい。運動会みたいで、舞台裏はかなり壮絶な状態だろうなぁ。それを感じさせず、ジェットコースターのように登場して去っていくダンサー達の動きは見事だ。こういうお芝居の必要な舞台は東バの人たちは実に上手だ。男性ダンサーの豊富さがやっぱ、強みだろうなぁ。

おいしい役どころの一つ、ボトムの高橋君も大変によかった。なんとも愛嬌がある。ボトムがロバに変身させられたとき、ポワントをはくというのは知らなかったが(後で、プログラムをよく見たら確かにポワントで写真が載ってました~)、男性で、普段履かないポワントを履いて踊りというのは大変だろうね。それにしてもお上手。ロバの首の被り物にも違和感なく。

オベロン役のマックレーは巻きつくような見事な螺旋のラインを描くアチチュードターンや柔らかな伸びのある跳躍を披露。バランス感覚の素晴らしさにほとほと見惚れてしまいました。間違いなく、彼は未来のロイヤルのプリンシバルだ。
最後の最後、コジュカルとのパ・ド・ドゥのリフトで危なっかしい場面が2箇所ほどあったけど、問題ない。体力を振り絞って踊りきった後のリフトなだけにオベロン役って「眠り」より体力的にきつい踊りなのかもしれない。

いや~楽しかった!面白かった!レッスン予定がなければ25日も26日も観たかったね。
個人的希望から言わせていただければ、ボトムは平野君で、パックは周君で、ライサンダーは古川君で、デメトリアスは高岸君でというのが私の中のベスト・キャスティングかな。

メンデルスゾーン:作品集 Music メンデルスゾーン:作品集

アーティスト:マティス(エディット),ベーゼ(ウルズラ),バイエルン放送合唱団
販売元:ユニバーサル ミュージック クラシック
発売日:2005/03/23
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バレエ・インペリアル

東京バレエ団 「バレエ・インペリアル」

  10/24(水) ゆうぽうとホール

   振付:ジョージ・バランシン
   音楽:ピョートル・I/チャイコフスキー 「ピアノ協奏曲第2番ト長調」

   吉岡美佳ー木村和夫
          田中結子
      大嶋正樹ー中島周ー長瀬直義
       乾友子ー高木綾ー佐伯知香

馴染みのゆうぽうとも郵政民営化に伴って、ゆうぽうとホールになって初めての訪問。
別段変わった所はない。

今回の席は中央から少し外れたかなり前。ここは観にくい。まぁオペラグラスなしで観れるが、全体のアンサンブルを観察するには斜めすぎるし、セット全体を楽しむには前過ぎる。まぁ席ばっかりは愚痴ってもしょうがない。

インペリアルはバランシンの振付だ。バランシンものは私には当りはずれが多い。音と動きにアンバランス感を感じる事が多い。もちろん素晴らしい作品もある。でも今日は曲がなぁ・・・・チャイコフスキーのピアノ協奏曲だ。チャイコフスキーのピアノ協奏曲は曲は綺麗だが、バレエで踊るのはなぁ・・・イメージわかないなぁ・・・・(あくまでも私オンリーの感想です。)

ごめんなさい・・・・最後の最後にちょっと寝てしまいました。言い訳をしておくと、会場内が暑いかった。座席が前すぎて舞台の照明の暑さがそのまま伝わるのか、それとも空調が上手く作動してなかったのか・・・・軽い、癲癇発作も起こったりして、体温調整が上手くできず、中盤でちょっとと後もう少し!ってところでところどころ記憶がない。

東バの人たちの踊りは大変良かったよ。なんていうか、優美な踊りで。あらゆるバレエで見かけるステップが次から次へと登場。
チュチュ姿の吉岡さんは相変わらず美しいし、木村さんの踊りは安定しているし。なによりも今回の収穫はコールドさん達の踊りが非常にたおやか。こんな感じが白鳥やジゼルでも見られる日は近いぞ!

でもねぇ~・・・・・。予想通り、曲がね。ゴージャスなんだけど、ピアノの音だと、バレエに合わせると弱すぎる。

振りも結構難しいことをやってるんだけど、曲調のせいか、のっぺいとした印象にみえて、ついつい眠気がもたげてくる。一生懸命、踊ってるダンサー達には申し訳ないけど、眠い・・・・。この作品は私にはしっくり来なかった。

はてさて、感激の「真夏の夜の夢」の感想は明日にでも。

Book チャイコフスキーわが愛

著者:ジョージ バランシン,ソロモン ヴォルコフ
販売元:新書館
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ニジンフスキーの伝説③

ニジンフスキーの伝説<ニジンフスキー・プロ>
    チャイコフスキー記念 東京バレエ団
     東京国際フォーラム ホールC
           2007.9/14(金) 19時開演

レ・シルフィード   振付:ミハイル・フォーキンス   音楽:フレデリック・ショパン
            プレリュード:吉岡美佳
                詩人:フリーデマン・フォーゲル
               ワルツ:長谷川智佳子    マズルカ:田中結子
               コルフェ:高木綾ー奈良春夏
薔薇の精      振付:ミハイル・フォーキンス   音楽:カール・マリア・フォン・ウェーバー
                                   (編曲:L.H.ベルリオーズ)
            薔薇:大嶋正樹
            少女:高村順子
牧神の午後     振付:ワツラフ・ニジンフスキー  音楽:クロード・ドビュッシー
             牧神:シャルル・ジュド
            ニンフ:井脇幸江
ペトルーシュカ   振付:ミハイル・フォーキン    音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
            ペトルーシュカ:中島周
              バレリーナ:小出領子               ムーア人:平野玲
             シャルラタン:高岸直樹

風邪を引いて体調絶不調の中、会場に向かった。ふらふらで意識が遠のく。最後まで、ちゃんと観れるかな?

席は一昨日の超ベスト座席と異なり、かなり前の端っこだった。これで、同じ料金は・・・・・いかかがなものかとちょっと不満を心の中で言ってみる。それに今回は前の席の人が両隣の人に比べて頭一つ高かった。それで、肝心の舞台中央部分がかなり見難かった。途中の休憩でロビーで前の席の人を発見。なるほど、頭一つ高くなるくらいの長身の人だった。しょうがないね。こういう事もあるだろう。

レ・シルフィード   前々日、まったりとした仕上がりになってしまった作品と同じとは思えないくらい、メリハリのきいた作品になっていた。女性ダンサーの踊りは甲乙つけがたい仕上がりなので、黒1点の男性ダンサーの踊りの心象で左右されてしまうのだろう。木村さんの踊りが悪かったわけではないが、音楽の1音1音をあますことなく踊りきったフォーゲルの方が作品に抑揚をつけ、結果、作品にメリハリはついた仕上がりになったのだろう。吉岡さんはやっぱりこういう飾りの少ない衣装が良く似合う。

薔薇の精      実は大嶋君のがんがん踊る作品をずっと見たいと思っていた。残念ながら、今までその機会に目ぐまれず、今日、ようやくその日を向えた。大嶋君の踊りは想像通りのいい踊りだったがセットとのバランスが悪い?彼は少々小柄にみえる。そのわりにセットの椅子がでかい!なので、私の座席の角度だと、椅子の後ろだと顔がしっかり全部見えず、曲げてる肘かしか見えないので、見栄えが悪い。衣装もおととい、マチアスが着ていた方が脚が長く見えていいと思うのだが、しょうしょう野暮ったく見えた。同じ作品をキャスト違いで見るとどうしても見比べてしまう。マチアスの踊りの方が印象的だったので、色んな場面で比べてしまった。少女の高村さんは可愛かったよ。見比べるという点では少女は今日の方が私の好みに近かった。

牧神の午後     作品的には決して好みではないが、どういうわけか、引き込まれて観てしまった。これはダンサーのオーラがなせる業か・・・・?

ペトルーシュカ   牧神の午後を休演した後藤君はやっぱりペトルーシュカにも参加できず、ムーア人は平野君が踊った。作品的には非常にいい出来に仕上がっていたが、やっぱり比較してしまった。ごめんね。イレールの貫禄のオーラつきのペトルーシュカを見せつけられた後だけに、中島君のペトルーシュカはどうしても何かが物足りなく見えてしまう。まだ、若いしね。まぁ、マラーホフが踊っていたとしてもやっぱり比較しただろうし、違いを見たくて、同作品キャスト違いでチケットを取ったので許してね。期待のバレリーナ役の小出さんは人形としては優しくて柔らかくてちょっと人間っぽさが前面に出てしまい、私の中で、消化不良となってしまった。それにしてもラストの人間から人形に変わるシーン、どうやって入れ替わってるんだろうね。集中してみてみたけど、わからなかったよぉ。気になるなぁ。

懸念していましたが体調不調の中、最後まで、ちゃんと観賞できました。
ロビーで上野水香さんに遭遇。彼女はよく劇場ロビーで見かけるけど、スタイルのよさで、目立つんだよね。

これでしばらくバレエ観賞はお休み。

ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲 [ピアノ・ソロ版] Book ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲 [ピアノ・ソロ版]

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ニジンフスキーの伝説②

牧神の午後 この作品は初見だ。ニジンフスキー自身が振付けたんだね。なんとも壁画ちっくな動きで、バレエっぽくないけど、初めて観た観客の反応はどうだったのかな?私自身は初見だったので、少し新鮮だったけど、まぁ、そんなに何度も観なくてもいいかなぁ・・・・。今日は後藤さんの予定だったけど、怪我の回復が悪く、シャルル・ジュドが代わるに踊るとの案内があった。こんなゆったりな動きも踊れないなんて、怪我の状態が悪いのかな?それでもシャルル・ジュドといい井脇さんといい踊り以外の表現力は見事だね。さすが、ベテラン。

ペトルーシュカ これも初見。意外に面白い作品だった。ロシアっぽい町中の情景も興味深くて楽しかったし。何よりもローラン・イレールのペトルーシュカは素晴らしかった。当然といえば当然かもしれないけど、抜きん出た表現力で人形の悲哀を見事に表現しきっていて、なおかつ、すべての動きに隙がなく素晴らしい。バレリーナの長谷川さんも非常に可愛い。動きもいい。ムーア人の平野君だって、ムーア人の真っ黒メイクをしてても何故だか、王子さまっぽく見えたし。何でもできる高岸君のシャルランタンも出番の割には存在感が抜群だったし。ところで、クライマックスで人形に入れ替わるシーン、どうやってるんだろう?

マラーホフが出演できないという事で、がっかりだったが、結果はこの代役でも十分に楽しめた。14日にもう一度別キャストで観る事になっている。キャストが変わると作品がどうかわるか見ものだ。

フランク:交響曲&ドビュッシー:海 Music フランク:交響曲&ドビュッシー:海

アーティスト:カラヤン(ヘルベルト・フォン)
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2002/10/25
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ニジンフスキーの伝説①

ニジンフスキーの伝説<ニジンフスキー・プロ>
    チャイコフスキー記念 東京バレエ団
     東京国際フォーラム ホールC
           2007.9/12(水) 19時開演

レ・シルフィード   振付:ミハイル・フォーキンス   音楽:フレデリック・ショパン
            プレリュード:小出領子
                詩人:木村和夫
               ワルツ:西村真由美
              マズルカ:夏良春夏
               コルフェ:乾友子ー田中結子
薔薇の精      振付:ミハイル・フォーキンス   音楽:カール・マリア・フォン・ウェーバー
                                   (編曲:L.H.ベルリオーズ)
            薔薇:マチアス・エイマン
            少女:吉岡美佳
牧神の午後     振付:ワツラフ・ニジンフスキー  音楽:クロード・ドビュッシー
             牧神:シャルル・ジュド
            ニンフ:井脇幸江
ペトルーシュカ   振付:ミハイル・フォーキン    音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
            ペトルーシュカ:ローラン・イレール
              バレリーナ:長谷川智佳子
               ムーア人:平野玲
             シャルラタン:高岸直樹

マラーホフの出なくなったニジンフスキープロ。事情は解るが観に行くテンションが全く上がらない。
私は「バレエの祭典」の会員なので今回のキャンセル対象外。しかも席は特等席。こんな席なら是非ともマラーホフで観たかった。それに、少々風邪気味で、体調は不調。

レ・シルフィード   踊った事、あるよ、発表会で。もちろん、ヘタピィの私が踊ったのは”もどき”ってやつだけど、大まかなところの振りはそのまんまだ。綺麗だったよ。コールドさん達もよく揃ってたしね。ショパンの曲は好きだし。自分が”もどき”とはいえ、踊った作品なので、愛着あるし。ただ、綺麗過ぎた。もともと大盛り上がりする作品じゃないけど、さらっと流れすぎた。ず~っと同じリズムで流れすぎたっていうのかな?ワルツもマズルカもみんな同じ曲に聞こえてしまったというか・・・・木村さんも悪くはなかったが、私のイメージする詩人とはちょっと違ったかな。木村さんはやっぱり、どちらかというと演技派だから、ぼやっとした役は似合わないのかもしれない。

薔薇の精   本当にこの作品のマラーホフを観たかった。←しつこいよね。マチアスも悪くはないが、初役だとこの役を踊りこなすのには無理があると思っていたし、ルグリの公演の時の印象がイマイチ、ぱっとしてないんだよね・・・・と観るまでは思っていた。今年、この作品を見るのは3回目。今までの2回はどうも私にはヒットしなかった。いやはや、マチアスは予想を裏切り、大変に素晴らしい薔薇の精を見せてくれた。重力を感じさせない柔らかなジャンプ。上体のしなやかな動き。まだ若いって事もあるかもしれないけど、とにかく、動きに疲れが見えない。いつ頃、代役の打診があったのかは知らないが、そんなに準備期間があったわけではないだろう。ここまで完成度の高い薔薇の精を作り上げてきたマチアスは立派だ。オペラ座の底力を見せ付けられた感じだ。それにあの独特の衣装も妙に似合っていた。脚の部分に入っていた色が腰から腿にかけてすっきり見せる効果があって良かったのかもしれない。マチアスの筋肉のラインも綺麗だしね。吉岡さんは身体が華奢なので、この少女のようなボリューム感たっぷりの衣装だと衣装に身体がうずもれてしまうんだね。衣装のせいだと思うんだけど、吉岡さんのシャープな脚捌きが時々、品なく見えてしまった・・・・ごめんなさい。

遅くなったので、続きは又、明日? 

レ・シルフィード、シルヴィア、トライアド、パキータ DVD レ・シルフィード、シルヴィア、トライアド、パキータ

販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2006/02/08
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<マラーホフの贈り物>1996-2006 ハイライト映像特別上映会

先日、NBSからはがきが届いた。
”マラーホフの「プレミアム・レッスン」2月に延期のお知らせ”

公演が代役になった案内は来ていたがその時のお手紙には”レッスンは予定通り行なう”となっていたが、やはり来日できなくなってしまったらしい。まぁそんな事だとは予想していた。マラーホフ氏の膝はどんな状態で、どんな手術をしたのかは知らないが、手術をしていない私は去年の10月に怪我した膝が未だに癒えず、日常生活を含めて何かと不自由をしている。単純に比較は出来ないが、遥かに高度な技術を操る超一流ダンサーでもそう簡単に復帰できる状態ではないだろう。むしろ、変な無理はせず、万全の体制を整えてから、再び、素晴らしい踊りを見せていただきたい。

ハガキの中身は”これまでの「マラーホフの贈り物」シリーズからマラーホフが踊ったハイライトシーンを集めた映像の上映会を急遽行うことになりました。”というもので、それを観に行って来た。

<マラーホフの贈り物>1996-2006 ハイライト映像特別上映
   収録作品(上映順)
       【1996年】
        「ヴォヤージュ」
        「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」   アマンダ・マッケロー
       【1998年】
        「レマンゾ」               キース・ロバーツ   パリッシュ・メイナード
        「ラ・バヤデール」(影の王国)   アルティナイ・アスィルムラートワ

       【2002年】
        「くるみ割り人形」          ジュリー・ケント
        「レ・シルフィード」   
        「コート」
        「ナルシス」
        「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」      ジュリー・ケント
       【2004年】
        「シンデレラ」             ポリーナ・セミオノワ
        「バレエ・インペリアル」       ディアナ・ヴィシニョーワ
        「マノン」                ディアナ・ヴィシニョーワ
        「アポロ」               ディアナ・ヴィシニョーワ   ポリーナ・セミオノワ
                            コリーヌ・ヴェルデイユ
       【2006年】
        「眠れる森の美女」(マラーホフ版) 吉岡美佳
        「白鳥の湖」              ジュリー・ケント
        「ラ・シルフィード」           ジュリー・ケント
        「エチュード」              ジュリー・ケント      高岸直樹
        「アリア」    
        「ヴォヤージュ」
                                       (上映時間:1時間15分)

見た作品もあれば見ていない作品もあった。舞台を観ていたものはその時の感動を思い出し、平面の映像も立体的にみえる。中には映像で観るのには向かない作品もあった。まさにハイライトでマラーホフの踊るシーンの抜き出しだった。中には、その先も見たい!というものもあったが、あくまでもマラーホフのハイライトシーン。1日も早い回復をお祈りいたします。そして、できれば2月には素晴らしい踊りを再び見せていただけたらと願っています。

Vladimir Malakhov Book Vladimir Malakhov

著者:篠山 紀信
販売元:朝日出版社
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ボリショイ・バレエ&マリンスキー・バレエ ロシア・バレエのスターたち④

《スパルタクス》 そもそも「スパルタクス」の全幕を見た事がない。しかも先日の、ルグリの公演の時に初めて「スパルタクス」を見た。印象的なのは片手で高々と女性を持ち上げ、悠々と歩くリフト。支える男性も片手だけなら、支えられる女性は自分を持ち上げている男性の腕と自分のバランス感だけが頼り。オペラ座のフルステーもすっきりとラインの綺麗な踊りで素敵だったけど、ルンキナ(名前は知ってるよ!)の踊りは女性らしさも加わり、味のある美しさ。さすがはプリンシバル。ヅクヴォルツォフの見せ場のリフトも完璧で、いったいどれぐらい持ち上げてられるの?と思うくらい、揺るぎのない安定感。まさに悠々と歩く姿に風格もあり・・・・ボリショイ、マリンスキーの違いは良くわからないが、ボリショイの男性の方がちょっとマッチョ系?男性が大きいので、そう見えるのかな?いや~又、見てみたいよ。

DVD スパルタクス

販売元:アイ・ヴィー・シー
発売日:2007/11/23
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《ミドル・デュエット》 作品もダンサーも初めて。コンテンポラリーが苦手な私はもちろん、ちょっと構えて観てしまいました。でも、なかなかどうして面白い。位置が変わり、同じダンスが繰り返される。位置が変わるだけでちょっと印象が変わってみえるし。コンテンポラリーには珍しく、私のツボに入ってしまった。一体誰の振付だろう?と後で、プログラムで確認。”抑制の効いたスマートな振付。”なるほど!まさにその一言につきる。それにしてもこの踊り、場所移動こそないが、振りそのものはかなりハードで、びっくり!振付けたラトマンスキーは自身も技術の高いダンサーだったんだろうな。衣装は黒。白が断然似合う、ロシア人だが、黒はどうもしっくりこない。なんでだろう?

DVD ボリショイ・バレエの栄光

販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2007/03/07
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《ドン・キホーテ》 ガラの締めがドンキだと、やっぱり一際盛り上がる。アレクサンドロワ、フィーリンは以前、マラーホフ フレンズで来日した際、踊りをみて、感激。特に、アレクサンドロワの高速スピンを思わせるフェッテは印象深かった。しかも、この二人、登場からしてオーラが全然違う。存在感が桁違い。4階隅の私の席に届くだけでなく、正面席に連れて行く勢いのオーラだ。まさに、目が覚めるとはこのことか。登場だけでこのオーラ。踊りだすと、それはまたこのオーラが幾重にもなって襲ってくる。この手のオーラはやっぱり限られた人たちだけが手にする事が出来る神様の贈り物だろうなぁ。アレクサンドロワはすっとした体型のロシア人の中で、珍しく、骨格のしっかりしたがっしり系。でも、脚技は繊細なんだよね。繰り出される、ステップはスピード感に溢れ、難しいステップも完璧にこなす。無駄のない動き。普通、どちらか片方だけが、優れているものだが、この二人は双方とも優れている。トゥールアントルナンから上げられた脚のタイミングもドンピシャなら、脚先まで伸びるタイミングまでぴったり。フィーリンだってもうそんなに若くないはずなのに、衰える事のない見事な跳躍力。最後にはアレクサンドロワの高速フェッテ。これで盛り上がらないわけはない。ソーモア、サラファーノフを観に行ったのにこの二人に全部、もっていかれてしまった。

Music ミンクス:ドン・キホーテ

アーティスト:トドロフ
販売元:アイヴィ
発売日:2004/02/01
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フィナーレはそれぞれが踊った作品の目玉部分を披露。「スパルタクス」組みは当然、例のリフトで登場だが、袖から出る前からスタンバイしていただろうから、やっぱり驚異的だ。こういうパターンのフィナーレはダンサーの負担は大きいのかもしれないけど、観ている側は楽しくていい。宝塚のグランドフィナーレのノリだ。こんな短いフィナーレでもプリンシバルの肩書きのダンサー達はオーラの種類が違う。お目当てのソーモアもまだまだプリンシバルへの道は遠そうだ。サラファーノフも期待通りの技巧を発揮したが、まだまだ若いので、ゆるぎない存在感からは程遠い。その点、アレクサンドロワ、フィーリンはこんなフィナーレでも一際目を引き、そこだけ、空気の色が違う。
最終日だったので、お約束の「また、会いましょう」の看板が下りる。これって、別の日でも下りてるのかな?紙ふぶきとリボン。この紙ふぶきの量が半端じゃなかった。ダンサーが見えなくなる勢いの降り。しかも2度も!2度目はさすがに完全に見えなくなってしまった。2度あるのはかまわないが、紙ふぶきはもっと量を少なくしてよね。リボンは1回でいいよ。

ロシアバレエは層が厚い。音の取り方も無駄なく、変にはずして踊る人もなく、オペラ座のバレエとは印象が違う。スタイルも非常に美しく独特のバレエの雰囲気をかもし出す。お金をけちったりせず、ちゃんと正面から観ればよかった。来年の秋にはボリショイが来日。私の鬼門の「白鳥の湖」も演目の一つだが、今度は観に行くよ。

Music ロシア・バレエ名曲集

販売元:アイヴィ
発売日:1998/02/02
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ボリショイ・バレエ&マリンスキー・バレエ ロシア・バレエのスターたち③

なかなかはかどらず・・・・・では又、続きを。

《瀕死の白鳥》 この作品にお目にかかることは滅多にない。まぁ短いし、この短さの中にあらゆる表現力をたおやかに織り込んで立派に死んでいく白鳥を踊りきれるダンサーはそうそういないからあまり、観る事がないんだろうな。さっきも言ったけど、私の席は4階の隅っこ。こんな隅っこまで、白鳥の感情が波のように押し寄せてきて、弱っちぃ涙腺が緩んでしまった。さすが、マリンスキーのプリンシバル。さっきの「病めるばら」といい、ロパートキナの世界にどっぷり引き込まれてしまった。

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アーティスト:オムニバス(クラシック)
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《海賊》 私の中の第2の目的のサラファーノフチエック!私の王子候補生のサラファーノフだけど、先日は思わぬ若さを露呈してしまった踊りっぷりで、候補生どまり。今日はどうかな?テリョーシキナはファースト・ソリストという事でしたが、残念ながら、名前も存じ上げず・・・・注目はサラファーノフ1点に集中してしまった。テリョーシキナの踊りは危なげのない、すっきり美しい物でしたが、心の中にしっかり印象が残るほどの事はなく・・・・・もっとアピールがあってもいいかと思います。サラファーノフは相変わらず、高度な技が炸裂しておりました。でも、4階の私の席まで届ききるほどのオーラに少々欠けてしまい・・・・う~ん・・・残念。遠くまで届くオーラが出せてこそ、王子。という事で、又、王子候補止まり。

バレエ「海賊」全3幕 DVD バレエ「海賊」全3幕

販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2005/06/22
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う~ん。80分は長い!それでも全体的に優美なマリンスキーのバレエにはとっても満足。ロシアならではのバレエにうっとり。スタイルといい、踊りといい、なんとも優れた民族だ~!

第2部 《ばらの精》 振付:ミハイル・フォーキン   音楽:カール・マリア・フォン・ウェーバー
               ニーナ・カプツォーワ   イワン・ワシーリエフ 
     《ライモンダ》第2幕のアダージョ
             振付:マリウス・プティパ 改訂振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
                               音楽:アレクサンドル・グラズノフ
               ネッリ・カプツォーワ   アルテム・シュピレフスキー
     《白鳥の湖》第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥ
             振付:マリウス・プティパ 改訂振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
                               音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
               エカテリーナ・クリサノワ ドミートリー・グダーノフ
     《スパルタクス》第3幕のパ・ド・ドゥ
             振付:ユーリー・グリゴローヴィチ 
                               音楽:アラム・ハチャトリアン
               スヴェトラーナ・ルンキナ ルスラン・スクヴォルツォフ
     《ミドル・デュエット》
             振付:アレクセイ・ラトマンスキー
                               音楽:ユーリン・ハーニン
               ナターリャ・オシポワ   アンドレイ・メルクーリエフ
     《ドン・キホーテ》第3幕のパ・ド・ドゥ 
             振付:マリウス・プティパ 改訂振付:アレクサンドル・ゴールスキー
                               音楽:ルードヴィヒ・ミンクス
               マリーヤ・アレクサンドロワ セルゲイ・フィーリン

第2部はいよいよボリショイのダンサーの登場。もちろん、指揮者もチェンジ。

《ばらの精》 前日、ディアギレフの舞台芸術の世界を美術館で堪能してきた私は気持ちも新たに「ばらの精」を観る事にしました。ガラなのでセットは花瓶と椅子だけ。この作品の場合、私の中では女の子は可愛ければOK。その点、カプツォーワは合格。気になったのは胸に差したばらの色。ちょっと赤すぎないかなぁ~。花瓶の中の花の色と同じだけど、薄いピンク色の衣装には目を引きすぎるほど、赤い。ちょっと違和感を感じるかな。もう少し、黒っぽいバラの色でもいいように思うけど・・・・「ばらの精」を演じるダンサーはもちろん、跳躍に自信があるダンサーだから、ワシーリエフもそうなんだろう。もちろんジャンプは悪くない。”ニジンフスキーは猫科を思わせるようなしなやかな動きと中性的な魅力のあったダンサー”と言われていたらしい。そういう意味ではワシーリエフの動きは猫科を思わせるようなものではなかったし、とっても男性らしい。う~ん・・・・かなりイメージとは違うかな。怪我で降板してしまったマラーホフならこの点、見事にクリアしてくれただろうにと思うと観れなくなってしまったマラーホフの「ばらの精」をどうしても観てみたい。

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《ライモンダ》後から気がついたんだけど、アダージョだけなんだよね。なのでえ?と思うくらい短く感じてしまった。コバヒーゼも私の中では未知なるダンサーだった。シュピレフスキーは見たことあるよ。ベルリンにいたよね。知らないうちにボリショイに移ってたんだ・・・・・ベルリンの来日公演の時は少々頼りない感じがしたけど、ちょっと風格が出ていい感じになっていた。背も高いから白のタイツが一層似合う。これなら王子も踊れるんじゃないの?次回はもっと踊りこむ役でお会いしたいです。

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《白鳥の湖》ガラにはこの作品がないね。黒鳥は華やかだしね。グダーノフの王子は王子っぽく、素敵だ。ボリショイのプリンシバルともなるとやっぱり風格が違う。サポートも安定してるしね。クリサノワも悪くない。好み的に言わせてもらえばもう少し脚捌きが速いながらも丁寧になればもっと安定感があり、風格も出てくるんじゃないかなと思うんだけどな。踊りに文句はないが、振りが少々私の好みではなかった。コーダ部分はオディールと王子が一緒に下がりながら踊る部分が好きなんだけど、残念ながらその部分はなく・・・・。

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あと一息だけど、続きは明日。

   

 

 

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