2006年バレエ観賞記

クリスマス・ガラ・コンサート

お月謝教室のアシスタントをしているKAちゃんが出演するというので、チケットを買ったクリスマス・ガラ・コンサートに行って来た。_001 出し物はバレエだけではなかったけど、もともとクラシック好きなので、楽しみにしていた。

それに今回は司会にお金がかかっている。(多分)昔、テレビ朝日にいて、現在フリーアナウンサーの朝岡聡さんが司会だった。この人、結構好きなんだよね、私。テレビと寸分違わぬ笑顔で、なんとも流暢な司会。観客は圧倒的に出演者の身内ばっかりだったが、クラシックにうとくても楽しめるように作曲家や作品の背景などをわかりやすく話してくれた。やっぱりプロの司会は違うね。司会があると進行もとてもスムーズだ。今回の企画は大成功だ。

出し物はバレエ、オペラ、合唱、オーケストラの融合したものだった。どの関係の身内が来ても、結構楽しめたと思う。私はもちろんバレエの身内だ。

第1ステージはオーケストラと独唱、合唱それにバレエ。バレエは「春の声」の独唱と一緒に踊られた。中学生ぐらいまでの子供達だったが、上手な子達もいた。ただ、独唱のバックで踊るには人数が多すぎでうるさかった。主旨的に子供を出演させないといけないのはわかるが、興行的には上手な大人が3人ぐらいが踊るのがバランス的に丁度いいところだろう。

第2ステージはバレエがメインだった。アシスタントのKAちゃんもこれにソリストで出演。私がレッスンに行かなくなって、しばらく会ってなかったが、柔らかないい踊りをしていた。いい感じじゃん!演目は「ナイーナの庭」原曲はオペラらしいが、私はこのオペラを知らない。ロシア民話が原作みたいだ。長い間モスクワ国立バレエ団でプリンシバルで踊っていた千野真沙美さんらしい演目選びというところか・・・・作品的にはう~ん・・・・ソリストさんはKAちゃんを含めて3人だったが、後の2人があまりぱっとしない。まぁ、レベル的にこんなものか・・・・オペラでもバレエでも上演されている演目は他にもたくさんあるんだから、もう少し、メジャーな作品でも良かったかなぁ。

第3ステージはオペラ。バレエの出番は全くなかったが、聞いてみると「あ!知ってる~」という曲だったので上手下手は関係なく、文句なく楽しめた。

第4ステージは日本の年末恒例のベートーベンの第九。これにバレエがついていた。ジュニアバレエフェスティバルの時もいつも感じるが、ここの芸術監督の振付のセンスはマンネリで、面白みがなく、本当につまらない。曲が違うだけで、毎回、同じ振付に見える。ここでは第1ステージで登場した子供達が踊ったんだが、結論を言えば第九にバレエはいらない。バレエをつけるなら、もっとネオクラシックのものをお願いしたい。第九はやっぱ、歌う人が主役でしょ?それをバレエが出張ってかき乱すみたいな感じで、融合性を感じない。だったら、バレエはいらない。

それでも音楽も聴けたし、歌も聴けたし、バレエも見れたしそこそこ楽しく過ごせた。今年は、ビデオを撮って、ウィーンフィルのニューイアーコンサートを見よう。来年の話をすると鬼が笑うが、来年はちゃんとジルベスターコンサートを生で聞こう!

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シンデレラ

_002 Oちゃんに誘われて新国立劇場まで<シンデレラ>を観に行って来た。

新国立劇場 バレエ

シンデレラはさいとう美帆ちゃん。オープンクラスのバレエ教室の大先生、I先生の遠~~~い後輩という事で、チケットをとってもらって行って来た。さすが、I先生。オペラグラスのいらない真ん中のど真ん中の席を用意してくれた。先生、ありがとう。

演目がシンデレラだったせいか、意外に子供が多くてびっくりした。
シンデレラは前に、ロイヤルのシンデレラを観た事がある。とっても楽しい舞台だった。
KOちゃんの発表会もシンデレラだった。これ又、楽しい発表会だった。
だから、今回も楽しい舞台を想像して行った。
なのに・・・・

眠い!
15時からの公演だから昼食を食べたのがいけなかったのか、とにかく眠かった。
始まりは良かった。楽しげに始まった。
意地悪姉さん達が登場してから、少し、期待の出来と違い、落胆したのがいけなかったのか・・・・妖精登場で拍車がかかり、かなり眠くなってきてしまった。
Oちゃんに「シンデレラは楽しいから絶対に眠くなんかならないよ!」って言ってた私が眠たくなるなんて・・・・気がつかれないようにしないと!
必死に眠りをこらえる。

シンデレラは優しいお父さん登場バージョンと意地悪継母登場のバージョンがあるみたいだが、私は断然意地悪継母派だ。こっちの方がたくさん笑える。
優しい父親は優しさが伝わらず、がっかりした出来に仕上がるケースが多い。今回もそうだった。父親役のゲンナーディ・イリインは父親なのか、出入りの業者なのか、プログラムで確認しないとわからない程度の存在感だった。
外国人はこの手のマイムが得意な人が多いだけに落胆振りも大きかった。

妖精たちにもがっかりした。
バレエ雑誌で見るそうそうたる面々だったので、かなり楽しみにしていた。
仙女の湯川麻美子さんも踊りの是非ではなく、なんとも勇ましく、コッペリアの戦いの踊りを見ているような印象で、仙女の優しさが伝わらなかった。仙女にはシンデレラの母を思い出させるような表現を期待していただけにがっかりした。春・夏・秋・冬の精も振付のせいでそう感じたのかも知れないけど、こちらの4人も大変勇ましく、力強い踊りだったので、一人一人だと問題ない踊りも4人、5人と揃ってのアラベスク、フェッテの時にはこれは何の踊り?と眠かった目が覚めるぐらいの驚きだった。勇ましさが目立ったのは脚の動きがいまいちルーズだから?
これじゃあジゼルは見れないよ・・・・

2幕前の休憩の時、Oちゃんも眠かった事が判明。
よかった。私だけが眠かったら、誘ってくれたOちゃんに悪いもんね。
それにしても新国立の空調は少し強く、コンタクト使用の私の眼は乾いて乾いて開いていられないぐらい痛かった。今度、新国立に行く時は、目薬は必需品だね。

2幕は衣装に目が釘付けになってしまった。
これは悪い意味である。道化のグレゴリー・パリノフは大変良かった。
衣装も道化だからどんなに奇抜でもいいんだけど、あのマズルカ軍団の衣装がエンジ色なら、ピンクは止めるべきだった。というより、マズルカ軍団の衣装を違う色にすべきだった。マズルカ軍団の中で、どうしてもこの衣装が似合わない男性がいた。
ベロア調の生地に見えたので、動きも動きにくそうにというより重そうに見え、所々、衣装、破ける?って心配させる箇所があり、踊りを見るのに集中できなかった。衣装のデヴィッド・ウォーカーさんと私のセンスに開きがあるみたいだ。ちなみに、私はセンスに自信がないから、私の感性が変なのかな?2幕になって気がついたが、ここの意地悪姉さん達にもう少し、身長差があればよかった。
あまり、大小が際立たず、2幕の大きい小さいがはっきり対照的にあらわれる振りの辺りのインパクトが足りない。相手役のナポレオン・ウェリントンだけに身長差をはっきりさせても片方だけではね・・・・それに小さい方の意地悪姉さん役の奥田慎也くんも私的にはもっと大げさでもいいかもしれない。
舞台だからね。王子の友人達は大変格好良かった。
力強い妖精達を見た後だからか、とても優雅で、気品があった。
妖精達と並ぶとやっぱりアンバランス・・・王子役のマイレント・トウレバレフの踊りも良かった☆やっぱりロシヤ人が踊るワガノワメソッドは品が良い。
少々小柄な気がしたが、美帆ちゃんと並ぶ分にはそんなに気にならない。
踊りも丁寧だし、正確で美しい。これは、プログラムのコメント通りだ。
こんなに品良く王子を踊れるなら、眠りの王子などは見ごたえがあるかもしれない。
出し物がシンデレラというのが残念だ。美帆ちゃんも可愛いのは良くわかった。
でもシンデレラでは主役があんまりぱっとしない演目だ。別の作品で観てみたい。

私が退屈したぐらいだから、子供は正直。
上演中にあちこちで小さいいびきが聞こえた。
配役が変われば又、少し違うのかもしれないが、今日見たバックが魅力的だったら、19日のコジュカルを会社を休んで観に行こうと思っていた。妖精たちのキャストに変更がないから止めておこうかな。こういうアンバランスなキャスティングの場合、何故だか、上手な人の方が貧乏くじを引くんだよね・・・コジュカルが下手に見えるって事はないだろうけど、コジュカルにがっかりしたくないから、今回はコジュカルを見るのはやめておこう。

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二羽の鳩

吉田都さんのロイヤル退団後の初舞台を観てきた。
まさかチケットが残ってと思わなかった。やっぱり作品のせいかな?
これが白鳥とかだとすぐに売り切れたんだろうな。東急東横店のレストラン街でかなり早めの夕食を済ませ、オーチャードホールを目指す。痛む膝には緩やかな上り坂もきつい。
それに今日はバレエ鑑賞という事もあり、さすがに運動靴というわけにはいかず、7センチぐらいのヒールのブーツを履いている。膝を痛めてからヒールのある靴を履くのは初めてだ。平坦な道は平気だけど、さすがに上り、下りは辛い。
加えて人の多さは歩く速度を調節できない私には最難関だ。

開場時間を少し過ぎた頃にホール到着。
入口でプログラムを購入・・・・・1冊3000円。
相変わらず、高い。まぁ、今回はクルミまでのプログラムだから全部観る人にとってはいつもよりは割安だけど、私は行かないから相変わらずバカ高いプログラムだ。

入口でホールの人に「突き当たりの階段を最上階まで上って下さい」と言われたので突き当りまで行く・・・・・当たり前だけど、階段じゃん・・・・最上階って4階だよ。そんな長い距離の階段を上ったことはこの膝ではない。っていうか、階段上りは10段までが限界なんだけどね・・・・
東京文化会館じゃあるまいし、オーチャードって最近の施設なんだから、障害者用にエレベーターぐらい備え付けておいてよ。見た目にはけが人にはみえないので、諦めて階段を上る。激痛がところどころはしる。こんなことなら、もう少しお金を出して、1階席にすれば良かった・・・・
やっとの思いで4階に到着。しかし、ここからがさらに大変だった。
席に上がる通路の段差が階段2段分ぐらいある。これじゃあ、健康な人でも危険だ。
私の席は中央の2列目。段を4段ほど上らないといけない。すでに席への入口の席は両サイドとも人が座っている。すいません・・・と声をかけて前を横切ろうとしたら、あまりにも狭く、危険だ。
床に置いたかばんを持ち上げようともしないので、既に限界に達してる左膝はかばんを飛び越えられない。
一体誰が設計したんだか知らないけど、ホールとしてあらゆる意味でよろしくない。ホール談義はあらためてする機会もあると思うのでここまでにしておくが、やっとの思いで着席した座席を休憩時間も立つ事は出来なかった。そうそう、途中の休憩時間に私より年配の女性が座席通路で転んでいた。しかも勢いよく1番下まで転がり落ちたので危なかった。
床が白すぎて、高さが判読しにくいんだよね。
悪い事は言わない。死人が出る前に、改修工事を勧める。

http://www.k-ballet.co.jp/schedule/2006-winter.html

二羽の鳩を見るのは初めてだ。
アシュトンの振付は結構好きなんだけど、曲が、じめじめしていて今まで遠のいていた。
まぁ、吉田都さんだから観に来たってとこで、他のキャストだったら、観る機会はなかっただろう。
都ちゃんの舞台を観るのは初めてだ。やっぱり、吉田都は別格だ。身体で音楽を奏でるように踊る。
一つ一つのポーズが完璧だし、表現力がある。
ただ、メイクが濃すぎる・・・・オペラグラスでのぞかなくったって、違和感のあるメイクだった。
相手役の輪島拓也は予想以上に良かった。踊りに華がある。熊川君のような圧倒的技術の披露はなかったし、やや首周りの使い方が気になったが、丁寧な踊りっぷりで、安定感があり、すごく好感がもてた。逸見さんに似てるかなぁ~?ジプシーの少女役の松岡梨絵さんも良かった。踊りっぷりが豪快で、可愛い顔に似合わない。でも、松岡さんの場合、プログラムの写真は可愛いけど、舞台メイクをするとかなり年増(・・・ごめんなさい)に見える。
踊り全体は、よく踊れていた。
男性ダンサーも前回のくるみほどがっかりしなかった。
上手になってる。ただ、ジプシー役のほうが印象的だし、やや出番が多いし、踊り的にも華やかだから、都ちゃんのジプシーも観てみたい気がした。私の大好きな、アレクサンドラ・プーベルもジプシーの少年役で登場。
相変わらずのソフトなジャンプで魅了してくれた。
それにしてもアシュトンの振付って、ほんわかイメージなのにステップはかなり高度だ。
でもこの作品、やっぱり気持ちが盛り上がったりする作品じゃない事は確かだ。

三人姉妹もパ・ド・ドゥ以外を観るのはやっぱり初めて。
アシュトンと違って、マクミランの振付はねちねちした人間の性みたいなのが表現されていて、私はおどろおどろしさを感じてしまい、あまり好きではなれない。ヴィヴィアナは良かった。彼女には前回の白鳥の時にちょっとがっかりさせられた。今回みたいな、人間の心を表現する踊りはとってもいい。
そういえば、ジゼルの時は泣いたっけ・・・・演技派のスチュアート・キャシディにかなり期待したけど、マクミランの振付とイメージがイマイチつながらず・・・・残念。熊川君はこういうココロのあやを表す踊りはぱっとしない。世界バレエフェスで観た、タマラ・ロホとイナキ・ウルレザーガの三人姉妹はいたく感激して、もう一度見てみたい・・・って思ってたんだけど、イメージが違った・・・三人姉妹ではKバレエの未来を背負って立つ、輪島君と芳賀君が並んで踊ったが、並ぶと輪島君の方に目が行く。あまり期待していなかったが、今回は輪島君にやられてしまった。

終演後もいつものような高揚感はなく、テンションをあげるという意味では大失敗だった。

4階分を下るのも一苦労。無事に怪我をせずに1階に到着。
脚を労わって、木曜のレッスンに備えよう。

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